ChatGPT拡張とプライバシー

ChatGPT拡張はあなたが制御できるように設計され、どの情報を共有するかを選択できるようになっています。


Siri、作文ツール、およびビジュアルインテリジェンス(使用可能な場合)を使用するときに、ChatGPT拡張を有効にすることを選択できます。ChatGPT拡張は、質問への回答に加え、テキストや画像コンテンツの生成に役立ちます。いつChatGPTを使用するかを制御することができ、あなたの情報が共有される前に確認が表示されます。

ChatGPT拡張は、アカウントがなくても使用できます。ChatGPTアカウントをお持ちの場合は、この機能拡張でお使いのアカウントに接続することもできます。

ChatGPT拡張の使用

情報をChatGPTに送信するには、ChatGPT拡張を有効にする必要があります。この機能拡張はデフォルトでオフになっています。有効にすると、Siri、作文ツール、およびビジュアルインテリジェンスでChatGPTにリクエストを送信できるようになります。iOS、iPadOS、またはvisionOSデバイスでは、“設定”>“Apple IntelligenceとSiri”>“ChatGPT”に移動し、“ChatGPTを使用”をタップしてオフにすることで、ChatGPT拡張をいつでも無効にできます。Macでは、“システム設定”>“Apple IntelligenceとSiri”>“ChatGPT”に移動し、“ChatGPTを使用”をクリックしてオフにします。

Siriを使用してChatGPT拡張にアクセスすると、リクエストが解析されて、明示的にChatGPTにリクエストの処理を頼んでいるどうかが判別されます。例えば、“ChatGPTに詩の作成を頼む”のように話すかタイプ入力するなどして、明示的にChatGPTにタスクを実行するように頼む場合などです。そのようなリクエストはChatGPTに直接送信されます。

ChatGPTを使用する明示的なリクエストがない場合、リクエストが解析されて、ChatGPTに役立つ結果が存在する可能性があるかどうかが判別されます。ある場合は、Siriから、ChatGPTを使用するかどうかを尋ねられます。使用することを選択すると、SiriによってリクエストがChatGPTに送信され、回答が直接提示されます。SiriによるSiriからChatGPTにリクエストを送信するかどうかの確認は、“設定”>“Apple IntelligenceとSiri”>“ChatGPT”に移動し、“ChatGPTのリクエストを確認”をタップしてオフにすることで、無効にすることもできます。

作文ツールやビジュアルインテリジェンスを使用する場合は、これらの機能でChatGPT拡張を使用するかどうかを個別に選択できます。

ChatGPT拡張を使用する場合は、どのコンテンツをChatGPTに送信するかを選択することができます。

アカウントを使わない場合のChatGPT拡張の使用

アカウントを使わずにChatGPT拡張にアクセスする場合は、リクエストと書類、写真、または書類の内容などの添付ファイルだけがリクエストへの回答のためにChatGPTに送信されます。Apple Accountに関連付けられている情報をOpenAIが受信することもありません。IPアドレスはChatGPTからは見えない状態になっていますが、ChatGPTでの不正防止や適用法の準拠を可能にすることなどを目的として、おおまかな位置情報が提供されます。

OpenAIは、リクエストをその実行のみを目的として処理する必要があり、適用法の下に必要とされない限り、リクエストも提供する応答も保存しないことが求められます。また、OpenAIは、リクエストをモデルの改善またはトレーニングに使用しないことも求められます。

ChatGPTアカウントを使ったChatGPT拡張の使用

ChatGPTアカウントを作成するか、または既存のアカウントにサインインすることを選択できます。ChatGPTに登録している場合は、Appleの体験から有料機能にアクセスできるようになります。

サインインしているときは、ChatGPTのアカウント設定とOpenAIのデータプライバシーポリシーが適用されます。つまり、OpenAIは、リクエスト、添付ファイル、セッション履歴を記録し、このデータをOpenAIのモデルのトレーニングまたは改善に使用する場合があります。OpenAIのプライバシー慣行について詳しくは、https://openai.com/policies/row-privacy-policy を参照してください。

Appleに提供されるデータ

Siri、作文ツール、およびビジュアルインテリジェンスでChatGPTを使用すると、サービスの運用と不正防止を目的として、ChatGPTへのリクエストとChatGPTの応答に関する限定的な情報(送信されたリクエストの件数、リクエストまたは応答のおおよそのサイズなど)がAppleによって収集されます。

SiriでChatGPTを使用すると、リクエストに関する情報がAppleによって収集されます。詳しくは、102.p.syniva.es/jp/legal/privacy/data/ja/ask-siri-dictation を参照してください。“Siriと音声入力の改善”を選択した場合は、リクエストに関する追加データ(リクエストのオーディオ録音や文字起こしなど)と応答に関連付けられたメタデータがAppleによって記録される場合があります。このデータはApple Accountに関連付けられません。詳しくは、102.p.syniva.es/jp/legal/privacy/data/ja/improve-siri-dictation を参照してください。

Appleデバイスを通じて現在のChatGPTプランをアップグレードする手順を実行すると、Appleは、体験を理解し改善するために、画面表示やクリックなどのアップグレード体験の操作に関する限定的な情報を収集する場合があります。このデータはApple Accountに関連付けられません。

問題の報告

ChatGPT拡張に関して報告する問題がある場合は、“問題を報告”から報告することができます。問題を報告するときに、その問題に関する情報をOpenAIと共有するかどうかを個別に選択できます。詳しくは、102.p.syniva.es/legal/privacy/data/en/report-concern を参照してください。

公開日:2025 年 5 月13 日