プレスリリース
2025 年 7 月 8 日
Apple、最高執行責任者の異動を発表
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、長期計画的な後継人事の一環として、今月中にジェフ・ウィリアムズが最高執行責任者を退任し、後任にAppleのオペレーション担当シニアバイスプレジデントであるサビ・カーンが就任すると発表しました。ウィリアムズは引き続き、AppleのCEO（最高経営責任者）であるティム・クックに直属し、Appleの世界水準のデザインチームとApple Watch、および会社のヘルスケアの取り組みを監督します。ウィリアムズの退職後、Appleのデザインチームは今年中にクックに直属することになります。
「ジェフと私は、記憶にある限りずっと一緒に仕事をしてきました。彼がいなければ今のAppleはなかったと言っても過言ではありません。彼は、その並外れた知恵と誠意、献身によって、世界で最も尊敬されるグローバルサプライチェーンの構築を支え、Apple Watchの立ち上げと開発を導き、Appleのヘルスケア戦略を立案し、私たちの世界トップレベルのデザインチームを率いてきました。Appleに対する彼の長年にわたる多くの貢献と変わらぬ友情に心から感謝していますし、これからもその気持ちは変わりません。ジェフが本当に遺したものは彼が作ってきた素晴らしいチームに見ることができ、彼がいなくなるのはとても寂しいですが、彼は素晴らしい人たちに未来の仕事を委ねます」と、AppleのCEO、ティム・クックは述べています。
「サビはAppleのサプライチェーンの中心的な立案者の一人であり、優秀な戦略家です。Appleのサプライチェーンを統括しながら、彼は、高度な製造において新しいテクノロジーの開拓を支援し、米国におけるAppleの生産拠点の拡大をリードし、Appleが世界的な課題に迅速に対応できるよう支援してきました。彼は、環境の持続可能性における私たちの野心的な取り組みを前進させ、Appleのカーボンフットプリントの60パーセント以上の削減に貢献してきました。そして何よりも、サビは心と価値感をもってリーダーシップをとるので、卓越した最高執行責任者になると確信しています」と、AppleのCEO、ティム・クックは述べています。
カーンはAppleに入社して30年で、2019年にオペレーション担当シニアバイスプレジデントとしてエグゼクティブチームに加わりました。過去6年間、彼はAppleのグローバルサプライチェーンを担当しており、製品の品質を確保し、計画、調達、製造、物流、製品フルフィルメントのほか、世界中の生産施設で働く人を保護および教育するAppleのサプライヤー責任プログラムを監督してきました。チームはまた、サプライヤーと協力して環境に配慮した製造を推進することによってAppleの環境に関する取り組みをサポートし、資源の保全と地球の保護を支援しています。
Appleに在籍中、ウィリアムズはAppleの成長と世界中のお客様を支えるサプライチェーンを構築し、米国、中国、インド、日本、東南アジア全体を含む地域へと拡大させました。彼は、Appleのサプライヤー責任の取り組みを統括し、極めて重要なトレーニングや重要な教育プログラムを提供して、世界中で働く人のための水準の向上を支援しました。ウィリアムズは、iPodとiPhoneのプログラムの導入において重要な役割を果たしました。彼は10年以上前からApple Watchに関する取り組みを統括するとともに、会社のヘルスケア戦略を立案し、お客様がより健康的な生活を送り、自分の健康についてより詳しく知り、救命ケアを受けられるようにサポートしてきました。ここ数年、ウィリアムズは、Appleの業界をリードするデザインチームも監督してきました。
「私はAppleに深い愛着を持っています。この会社で素晴らしい人たちと仕事をしてきたことは生涯の栄誉であり、機会、インスピレーションに満ちたリーダーシップ、長年にわたる友情を惜しみなく与えてくれたティムには感謝してもしきれません。6月で私がAppleに入社して27年、この業界では40年になります。来年からは、5人の孫やこれから生まれてくる孫たちを含め、友人や家族とより多くの時間を過ごすつもりです。私は光栄にも、27年間サビと密接に協力しながら仕事をしてきましたが、彼は世界で最も有能なオペレーションエグゼクティブだと思っています。私は、彼がこの役職でリーダーシップを発揮するAppleの将来に、絶大な信頼を寄せています」とウィリアムズは述べています。
1995年にAppleの調達グループに加わる以前、カーンはGE Plastics社でアプリケーション開発エンジニアと主要顧客担当テクニカルリーダーを兼務していました。カーンは、タフツ大学で経済学と機械工学の学士号、レンセラー工科大学で機械工学の修士号をそれぞれ取得しています。
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