2016年の
科学的声明でアメリカ心臓協会は、低い心肺機能は、心臓病、高血圧、肥満などの重大な疾患を後年患うリスクと関連が高まっているという認識を示しました。研究では、低い心肺機能が喫煙や糖尿病、高血圧などの一般的なリスク因子よりも強力な死亡リスク指標であることさえも示唆されています。
「心肺機能は人々の全体的な健康状態の強力な指標としてますます認知されていますが、本日のwatchOS 7のアップデートによって、この指標をより多くの人にもっと活用していただけるようになります。先進的なセンサーを利用することで、Apple Watchで病院に行かなくてもユーザーの手首で直接、低い心肺機能レベルを推定できるようになり、人々は毎日の活動を通じて長期的な健康を改善できる方法について、より多くの洞察が得られるようになります」と、Appleのチーフオペレーティングオフィサーのジェフ‧ウィリアムは述べています。
「アメリカ心臓協会の科学では、低い心肺機能レベルは心血管疾患や全死因死亡率のリスク上昇に関連付けています。アメリカ心臓協会は、すべての人々が公平に、より長くより健康に生きられるよう支援することに注力しており、私たちは、新しいテクノロジーソリューションによって、人々が自分の健康を管理することをサポートできると信じています」と、アメリカ心臓協会CEOのナンシー‧ブラウン氏は述べています。
本日より、iOS 14.3とwatchOS 7.2で、Apple WatchのユーザーはiPhone上のヘルスケアアプリケーションの「心肺機能」カテゴリーにアクセスすることで、自分の心肺機能のレベルが、Fitness Registry and Importance of Exercise National Database(
FRIEND)のデータで参照された同年代の同性の人たちと比較して「高い」、「平均より上」、「平均より下」、「低い」、のどれに評価されるのかを確認できるようになります。また、心肺機能のレベルが過去の週、月、年からどのように変化したかを確認することもできます。ユーザーのレベルが「低い」となった場合には、Apple Watchで通知を受け取ることができ、時間をかけて心肺機能のレベルを改善したり、医師との会話をしたりするためのガイダンスを受け取ることができます。
Apple Watchのユーザーは、iPhone上のヘルスケアアプリケーションで心肺機能レベル機能を設定し、心肺機能レベルの通知をオンにすることができます。