Andrei Manuilov(ロシア、モスクワ)、iPhone 11 Pro Max
Darren Sohは、「構図のバランスが驚くほどよく取れていて、見る人に多くの疑問を沸き立たせます。『ここはどこだろうか?ここには誰が住んでいるのだろうか?』そして最も重要な疑問は『なぜ夜中に洗濯物を外で乾かしているのだろうか』というものです。建築写真を専門にする写真家として、私はこの写真で採用されている一点透視図法に目が引かれました。見る人を構図に引き込み、垂れ下がっている衣類に目が釘付けになる構図になっています」と語っています。
Sarah Leeは、「この写真が気に入りました。ナイトモードでしか撮れない写真のように思います。構図が見事で、対称性をうまく使っています。ありきたりな表現に陥ることなく、人口の密集した都会の空間とそこに住む人々の暮らしについて魅力的なストーリーを伝えています。この作品は、Michael Wolf氏の『Architecture of Density』を思い起こさせるようなテーマを持っています。ただ、この写真家独自の構図でとらえており、そこがとても面白いところです」と語っています。