来たる6月3日には世界86か国から5,000人以上の人々が、Apple主催の2019年度WWDC(世界開発者会議)を目指してサンノゼに集結します。WWDCに集う面々の中には、今回初参加となるエリカ·ヘアストンと、連続17回目の参加となるデイヴィッド·ニーマイヤーもいます。
エール大学卒の23歳でサンフランシスコ在住のヘアストンは、彼女の最初のアプリケーションであるZimelaを立ち上げたばかりで、テクノロジー業界でダイバーシティを推進しようとしています。アムステルダム在住の50歳で2児の父でもあるニーマイヤーは、彼が20年前に起業した、障がいを持つ人々のためのコミュニケーション補助ツールのデザインを手掛ける会社、AssistiveWareでCEOを務めています。
それぞれが進める取り組みの中で各々異なる場所にいるヘアストンとニーマイヤーですが、両者が歩んでいる道には共通するものがあります。
両者とも自分が敬愛する誰かに刺激を受けて人々の役に立つものを思い付き、そこから現実のソリューションに作り上げる取り組みを始めました。両者とも個人の会社としてスタートし、空き時間を使って、どこでもいつでも可能なかぎりアプリケーション開発に取り組みました。そして両者とも、テクノロジーを通して人々が自分自身やパートナーが声を上げることを手助けし、コミュニティを結び付け、力を与えることに尽力しています。