2010年6月8日、Apple®は本日、世界最速の最も革新的なウェブブラウザである「Safari® 5(サファリ・ファイブ)」をリリースしました。Safari 5はウェブ上の記事を集中して読むのに最適な新機能のSafariリーダー、Safari 4に対して30%のパフォーマンス向上*、検索フィールドから利用できる検索サービスをGoogle、Yahoo!、Bingから選択できるなど数々の特長を備えます。Safari 5はMac®とWindowsの両バージョンが提供され、改良された開発ツールを内蔵すると共に多数のHTML5テクノロジーをサポートし、ウェブデベロッパがリッチで動的なウェブサイトを開発するのを支援します。Safari 5により、デベロッパは安全なSafari Extensionを開発し、ブラウジング体験をカスタマイズしたり向上させたりできます。
「Safariは、性能、革新性、標準規格のサポートにおいて引き続きリードしています。Safariは現在、世界中で2億台以上のデバイスで運用され、そのオープンソース版であるWebKitエンジンは5億台以上のデバイスで運用されています」と、Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるフィリップ・シラーは述べています。
Safariリーダーは、ウェブ上にある単一または複数ページの記事を、必要のないコンテンツなどを見ることなく、新しいスクロール表示をします。Safari 5が記事を検出した際にスマートアドレスフィールドにあるリーダーアイコンをクリックすると、拡大・印刷・メール送信のオプションと共に、記事のみが全体表示されるので、ユーザは読むことに集中できます。
JavaScriptエンジンのNitroで強化されたMac版のSafari 5では、JavaScriptをSafari 4よりも30%高速に実行すると共に、Chrome 5.0に対して3%、Firefox 3.6に対して2倍以上のパフォーマンス向上を実現しています*。Safari 5では、新しいウェブページをDNS(Domain Name System)プリフェッチングを使って高速に読み込み、以前に表示したページについては、キャッシングの向上によりさらに素早く再表示できるように改良されています。
Safari 5には、ウェブデベロッパがメディアリッチな体験を創造するのに不可欠な多数のパワフルなHTML5機能が内蔵され、これにはHTML5ビデオのフルスクリーン再生やクローズドキャプション(字幕)機能なども含まれます。Safari 5に搭載されたその他のHTML5機能には、ジオロケーション(位置情報)、セクション化のための要素(section、article、nav等)、ドラッグ&ドロップを可能にする属性(draggable)、HTML5フォーム検証、HTML5 Ruby、HTML5 AJAX History, EventSource, WebSocketなどがあります。
新登場のSafari Developer Programは無償プログラムで、デベロッパがHTML5、CSS3、JavaScriptといった標準的なウェブテクノロジーを使って機能拡張を開発し、Safari 5をカスタマイズまたは機能向上させるものです。Safari 5の新機能である機能拡張ビルダーでは開発作業、機能拡張のインストールとパッケージ化を簡素化できます。セキュリティと安定性のさらなる向上のために、Safari Extensionはサンドボックス化され、Appleから提供されるデジタル認証が入った署名付きのものが、ブラウザ内だけで動作する仕組みになっています。
【価格と入手方法について】
Safari 5はMac OS® XおよびWindowsの両バージョンが提供され、102.p.syniva.es/jp/safariより無償ダウンロードにより入手できます。Mac OS X版Safari 5のご利用には、Mac OS X Leopard 10.5.8以降、またはMac OS X Snow Leopard® 10.6.2以降が必要です。Windows版Safari 5のご利用には、Windows XP SP2, Windows Vista、Windows 7のいずれかが動作する500MHz Intel Pentium以上のプロセッサーと256MB以上のメモリーを搭載するPCシステムが必要です。システム条件ならびにSafari 5の詳細については、102.p.syniva.es/jp/safariをご覧ください。Safari Developer Programは、developer.apple.com/programs/safariにて無料でご加入いただけます。
*パフォーマンスは、システム構成、ネットワーク接続その他の要因により変わります。いずれの数値も2010年5月に実施されたAppleの社内テストに基づき、テスト機にはiMac®(Mac OS X 10.6.3が稼働する、4GB RAMを実装した3.06GHz Intel Core 2 Duoシステム)を使用しています。JavaScriptのベンチマークは、SunSpider 0.9.1 JavaScript Performanceテストに基づきます。