プレスリリース 2008 年 2 月 19 日

アップル、Xsan 2を発表

2008年2月19日、アップルは本日、Mac OS® Xのための使いやすく、高性能な、エンタープライズクラスのストレージエリアネットワーク(SAN)ファイルシステム、Xsanの初めてのメジャーアップグレードとなるXsan® 2を発表しました。Xsan 2はさらに高性能化された上にアップルの定評ある使いやすさが組み合わされ、初めてのユーザでも簡単にセットアップが可能で、すぐに運用を始めることができるSANファイルシステムです。また、新たに導入されたMultiSAN機能により、ユーザが1台のワークステーションから複数のSANに同時にアクセスすることが可能となりました。Xsan 2はMac OS X Leopard™とMac OS X Server Leopardに完全に対応しており、新たにサードパーティー製のRAIDストレージにも使えるようになりました。
Xsan 2では管理ツールが一新され、これまで以上にSANファイルシステムのセットアップと管理が簡単になりました。Xsan 2は異なるデータタイプ、ファイルサイズそして利用シナリオをインテリジェントに扱うことによって理想的なパフォーマンスを実現します。例えば、管理者は非圧縮HDビデオのような非常に大きなファイルから小さなデータセンターファイルまで、あらゆるファイルタイプで最適なストリーミングを行うためにボリュームワークロードを予め設定することができます。Xsan 2にはMultiSANという新機能が含まれており、これを使うことによって1台のワークステーションまたはサーバから複数のXsanボリュームにアクセスすることができます。例えば、制作と放送用に別々のSANボリュームを使っている報道局などで非常に便利な機能です。
Xsan 2はMac OS X Leopardに完全に対応しており、Mac OS Xの主要な機能を最大限に利用することができます。例えば、Spotlight™を使って複数のSANボリュームを検索することができます。Xsanはまた、Leopard Serverのサーバアシスタント機能とシームレスに連動して、SANボリュームのセットアップとコンフィギュレーションを簡単に行なうことができます。iCal® Server、Mail Server、Podcast ProducerなどのLeopard Serverの機能は、Xsan 2と連動してクラスター化されたファイルシステムをサポートすることにより、パフォーマンスとスケーラビリティを向上させ、いずれか一つのサーバがダウンしたときでもサービス停止の影響を少なくすることができます。
Xsan 2は初めてサードパーティーのRAIDストレージハードウェアに正式に対応しました。アップルのXserve® RAIDに加え、Xsan、Mac OS X Serverおよびアップルのプロフェッショナルアプリケーション用に調整、最適化された構成のPromise Technology社RAIDソリューションをサポートします。
【価格と販売について】
Xsan 2はオンラインのApple Store® ( https://102.p.syniva.es/japanstore/ )、アップル直営店、およびアップル製品取扱店を通じて、1ライセンス当り119,800円にて本日より順次販売されます。
Xsan 2はXserve、Mac® ProおよびApple Fibre Channel PCI-Xカードに対応しています。Xsan 2の利用にはMac OS Xバージョン10.5またはMac OS X Serverバージョン10.5がインストールされている必要があります。Xsan 2は、Brocade、QLogic、Ciscoなどのベンダーから発売されるXsan対応Fibre Channelスイッチ、およびXserve RAIDおよびPromise VTrak E-Class Fibre Channel RAIDサブシステムを含むRAIDストレージハードウエアをサポートします。
    ※文中の価格は税込み、メーカー希望小売価格です。
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