2008年1月16日、アップルは本日、ワイヤレスでバックアップをおこなうための「Time Capsule(タイムカプセル)」を発表しました。Time Capsuleを使うと、画期的な自動バックアップソフトウェアのTime Machine™(タイムマシン)を含むアップルのMac OS® Xオペレーティングシステムの最新版、Leopard™(レパード)が稼働する1台または複数のMac上のすべての情報を自動でワイヤレスにバックアップすることができます。Time Capsuleは、802.11nベースステーションとサーバ級のハードディスクを1つの小さなパッケージにしました。電源に差し込み数回クリックするだけで、家庭内のすべてのMac®の自動バックアップをワイヤレスに1台のTime Capsuleにセットアップできます。フル機能の802.11n Wi-Fiベースステーションとしても利用することができるTime Capsuleは、500ギガバイトのモデル(35,800円)と1テラバイトのモデル(59,800円)が用意されています。
「Time Capsuleを家に持ち帰り、電源に差し込み、Macで数回ボタンをクリックするだけで、家庭内のすべてのMacが毎日、毎時間、自動的にバックアップされるようになります。Time CapsuleとTime Machineの組み合わせにより、かけがえのない写真や、ムービー、そして書類が自動的に保護されます。もし失ってしまっても、信じられないほど簡単に取り戻すことができます。」と、アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは述べています。
Time Capsuleは、Time Machineとシームレスに機能するよう作られており、ユーザは自分のMacにあるすべてのデータのバックアップ、失ったファイルの検索、さらにはすべてのソフトウェアのリストアもワイヤレスに行なうことができます。ファイルをなくしてしまったときは、ワイヤレスで時間を遡って、削除されたファイル、アプリケーション、写真その他のデジタルメディアを探し、瞬時にそのファイルを復元することができます。必要ならば、LeopardがTime Capsule上のTime Machineのバックアップを使ってシステム全体の復元を行なうことも簡単にできます。
Macをバックアップする最良の方法であることに加え、Time Capsuleはまた、最新の802.11nテクノロジーを用いたフル機能のWi-Fiベースステーションでもあります。802.11gに比べ最大5倍のパフォーマンスと2倍の通信距離を提供する802.11n*は、アップルのiMac®デスクトップコンピュータ、またMacBook®、MacBook Proおよび新しいMacBook Airを含むすべてのMacノートブックコンピュータに内蔵されています。Time Capsuleは電源を内蔵した滑らかなデザインを特長とし、USBプリンタにワイヤレスでプリント出力する機能を持っています。Time Capsuleを使うと、最大50ユーザからなる安全なワイヤレスネットワークを簡単に構築することができるほか、子供が利用するコンピュータにはインターネットへのアクセスを制限するなどのセキュリティー制限を加えることもできます。
Time Capsuleは500GBモデルが35,800円、1TBモデルが59,800円で、802.11nのAirMac Extreme®ベースステーションを完全に統合しており、複数のコンピュータのバックアップソリューションとして利用できるほか、高速802.11nワイヤレスネットワークのバックボーンとしても利用することができ、家庭、学校、職場で、簡単かつ手頃にデジタルファイルを保護することができます。
Time Capsuleは、ほかにも以下の特長を備えています。
- 2.4 GHzまたは5 GHzの周波数に対応したデュアルバンドアンテナ
- 3基のギガビットLANポート
- 1基のギガビットイーサネットWANポート
- 1基のUSB 2.0ポート
- Wi-Fi Protected Access (WPA/WPA-2)、128ビットWEP暗号化、
- どこでもMy Macなどの機能のためのNAT-PMP対応内蔵NATファイアウォール
【価格と販売について】Time Capsuleは、オンラインのApple Store® (
https://102.p.syniva.es/japanstore/)、直営店のApple Store、およびアップル製品取扱販売店を通じて、2月より順次販売されます。価格は500GBモデルが35,800円、1TBモデルが59,800円です。