2006年8月7日、アップル®は本日、最高3.0 GHzで動作する2基のデュアルコアIntel XeonプロセッサにMac OS® X Server Tigerを搭載し、従来機の5倍以上*の性能を実現したクアッドXeon 64ビットサーバ、新しいXserve®を発表しました。PCI Express、独立1.33 GHzフロントサイドバス(4MBの共用L2キャッシュ付き)、および完全バッファ型DIMM (FB-DIMM)を含む、業界屈指の高帯域サーバアーキテクチャを装備する新しいXserveは、従来のXserve G5と比べて最大4倍のI/O帯域、最大3倍のメモリ帯域、そして2倍のストレージ帯域を提供します。新しいXserveはアップルのこれまでで最もカスタマイズ可能なサーバであり、より高速なプロセッサ、より大きなハードディスクドライブそしてデュアル電源など、数多くのオプションが用意されています。100万種類以上のBTO構成が可能なIntelベースのXserveは、圧倒的な柔軟性と管理性そしてコストパフォーマンスにより、クリエイティブなワークグループから科学分野の計算用途まで幅広く理想的なコンピューティング環境を提供します。
「Xserveは常にMacのワークグループにとって完璧なサーバでしたが、それがこれまで同様の画期的な価格で5倍以上も高速に動作するようになりました。新しいIntelのプロセッサと、新設計のハードウェアアーキテクチャ、そしてTiger Serverが提供する無制限のクライアントアクセスライセンス。これに勝るコストパフォーマンスと管理性を提供できる1Uサーバはありません。」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。
2.0、2.66または3.0 GHzで動作する2基のデュアルコアIntel Xeonプロセッサを搭載できる新しいXserveは、Xserve G5の2倍の容量と3倍の帯域を持つメモリである、最大32GBの667 MHz DDR2 ECC FB-DIMMを採用しました。2基の8レーンPCI Express拡張スロットは、それぞれ最大2 GB/sのスループットを提供し、次世代のファイバーチャネル、ネットワーキングそしてグラフィックカードなどをサポートします。アップルはストレージについても業界をリードする柔軟性を提供し、最大3基の3Gbps SATAまたはSASドライブに対応しています。これにより、1Uサーバでは比類のない2.25TBのホットプラグストレージを実現しています。また、先進の熱管理機能は、65WというIntelプロセッサの低消費電力の恩恵を受けています。
より素早いラックマウントができるラックマウントシステムや、AppleサーバモニタソフトウェアおよびRemote Desktopエージェント等を介して利用可能な新しい消灯システムの採用など管理者がハードウェアを遠隔地から柔軟に管理することができます。
新しいXserveは、23インチまでのCinema Displayと業界標準のVGAディスプレイを利用できるグラフィックス機能を内蔵するほか、プロフェッショナルなグラフィックスやビデオアプリケーションのためのATI Radeon X1300 256MB PCI ExpressグラフィックカードをBTOオプションで用意しています。
IntelベースのXserveは、Intelベースのシステムに最適化されたTiger Serverソフトウェアの無制限クライアント版をプリインストールして出荷される初めてのシステムとなります。Tiger Serverは100を超えるオープンソースプロジェクトと標準ベースのソフトウェアアプリケーションを統合し、Mac®、WindowsそしてLinuxのクライアントに簡単に導入できる使いやすい管理ツールが付いています。
アップルでは、原則4時間以内のオンサイトサービスと24時間365日対応の電話およびemailでの技術サポートを提供するAppleCare Premium Service and Support Planや、ご自分で問題解決をご希望のお客様向けに、現場で起こりうる大多数の問題に対応できるService Parts Kitを用意しています。
【価格と販売について】新しいXserveは、アップルのオンラインストアであるApple Store® (
https://102.p.syniva.es/japanstore)およびアップル製品取扱販売店を通じて、2006年10月より販売の予定です。Xserveの基本構成には、2.0 GHz デュアルコアIntel Xeonプロセッサ、1GBの667 MHz DDR2 ECC FB-DIMM RAM、1基の80GB 3Gbps SATA Apple Drive Module、オンボードデュアルGigabit Ethernet、グラフィックポート、3基のFireWire® 800および2基のUSB 2.0ポート、そしてMac OS X Serverバージョン10.4 Tigerの無制限クライアントライセンス版を含み、メーカー希望小売価格は379,800円(税込み)です。またBTOオプションおよびアクセサリとして、デュアル2.66または3.0 GHz デュアルコアIntel Xeonプロセッサ、最大32GBの667 MHz FB-DIMM RAM、80GBおよび750GBの7,200 rpm 3Gbps SATAまたは73GBおよび300GBの15,000 rpm SAS Apple Drive Module、256MBのSDRAM搭載のATI Radeon X1300グラフィックカード、コンボドライブまたはSuperDrive™、そして650W冗長化電源などが用意されています。
*業界標準のSPECintレートテストの予想結果に基づきます。SPEC®はStandard Performance Evaluation Corporation (SPEC)の登録商標です。詳しくは、
https://102.p.syniva.es/jp/server/をご覧下さい。