2005年4月17日−アップルは本日、業界最新鋭のデジタルエフェクト合成ソフトウェア、Shakeのメジャーアップグレードとなる 「Shake®(シェイク)4」を発表しました。Shakeは、独立系アーティストやビジュアルエフェクトプロダクションが映画やテレビ用に最高レベルのビジュアルエフェクトを作成する際に利用しているソフトウェアです。Shake 4は3Dマルチレイヤー合成機能と先進の「オプティカルフロー」画像処理技術を装備するほか、Final Cut Pro 5とかつてない統合環境を実現しています。
「Shakeは、アカデミー賞を受賞した映画から放送用のテレビ番組まで、そのリアルなビジュアルエフェクトによって、映像に命を吹き込んでいます。Shake 4は、3Dマルチレイヤー合成機能と先進的な「オプティカルフロー」技術に加え、Final Cut Pro 5とのこれまでにないスムーズな統合環境を実現し、あらゆるアーティストにとっての創造の世界をさらに広げました。」とアップルのアプリケーション・マーケティング担当バイスプレジデント、ロブ・シェーベンは述べています。
Shake 4が新しく装備するOpenGLを活用した3Dマルチレイヤー合成ノードによって、非常にリアルなライブアクションと3DのCGIレイヤーを合成できます。3Dモードでの合成作業はノードビューとシームレスに連係しているので、他のすべての作業と同じ柔軟なユーザインターフェイスを使って、2Dでの操作と同様に高速かつ高品質に仕上げられます。Shake 4では、3D空間で配置、回転、動かせるレイヤーやカメラの数に制限がないため、全く新しい次元のパワーと創造性を提供しています。
世界最先端の映像およびHD合成用ソフトであるShake 4は、最新の画像処理アルゴリズムと効率的なワークフローを手頃な価格のパッケージとして提供しています。Shake 4が搭載する高度な「オプティカルフロー」技術は、画像をピクセル単位で分析することで、スムーズなスローモーションと自動的なスタビライズを可能にしています。編集者やビジュアルエフェクトアーティストはクリップの速度を簡単に調節して、ハリウッドの映画並みの仕上がりを実現できます。Shake 4はまた、映像に含まれるカメラの振れを自動的に取り除いたり、トラッキングポイントを設定することなしにシーンの中のスムーズではないパンニングを修復することで、使用が難しいと思っていた映像も有効活用することができます。
Shake 4はTruelightモニターキャリブレーションを使って、コンピュータの画面と最終的にスクリーンで表示される色の一貫性を確保しており、HDやフィルムの映像を事前に正確に確認できるため、時間と労力とを大幅に節約できます。さらにビジュアルエフェクトの合成作業を、クラスタ構成のXserve G5サーバやPower Mac G5に分散処理させることができるため、パフォーマンスと効率を最大限に高めることが可能です。
Shake 4は、最高のHDビデオプロダクションスイートである、アップルのFinal Cut Studioと緊密に連係しているほか、DV、SD、HDやフィルムなど、あらゆるフォーマットに対応しています。プロの編集者は強力な編集ツール、革新的なサウンド制作、リアルタイムのモーショングラフィックスや次世代DVDのオーサリング機能を駆使して、より魅力的なプロジェクトを制作できます。 Shake 4は、Final Cut Pro 5のタイムラインから直接起動でき、XML交換フォーマットを使って、タイムラインのクリップやレイヤーからShakeのプロセスツリーを自動生成することができます。
【 価格と販売について 】
Mac OS X版Shake 4は米国では2005年6月より、アップルのオンラインストア、Apple Store(アップルストア、
https://102.p.syniva.es )、アップル直営店およびアップル製品取扱販売店を通じて2,999ドル(US)で販売されます。なお、これにはライセンス数無制限のネットワーク・レンダリング・ライセンスが含まれます。クロスプラットフォーム版Shake 4は、アップル正規プロフィルムリセラーを通じて4,999ドル(US)で販売されます。Shake 4へのアップグレード価格は999ドル(US)です。Shake 4のシステム条件を含む詳しい情報は、
https://102.p.syniva.es/shakeでご覧いただけます。