2004年6月28日—アップルは本日、30インチの「Apple Cinema HD Display(アップルシネマエイチディー・ディスプレイ)」を始めとするワイドスクリーンフラットパネルディスプレイの新ファミリーを発表しました。
Apple Cinema HD Display(30インチフラットパネルモデル)は、プロフェッショナル向けの品質とワイドフォーマットのアクティブマトリクスLCDで、これまでにない2,560×1,600ピクセルという高解像度なディスプレイです。新しいラインナップの23インチのApple Cinema HD Displayと20インチのApple Cinema Displayは、プロのクリエイターやプロシューマ向けに業界最高品質のフラットパネルディスプレイを提供することとなります。新しいディスプレイには、2つのFireWire®ポートと2つのUSB 2.0ポートが内蔵され、ピュアなデジタル接続のための業界標準であるDVIインターフェイスによってアップルの最新のPower Mac®やPowerBook®だけでなく、DVIコネクタを備えたWindows PCでも使用できます。30インチのCinema Display 2台をアップルの新しいデスクトップワークステーションであるPower Macで同時に駆動することで、プロユーザは800万ピクセルのデスクトップを手に入れることができます。
「この目を見張る新しい30インチのApple Cinema HD Displayは、これまでにない広大なデスクトップキャンバスとなります。ユーザは、このディスプレイを2台並べることで、800万ピクセルという驚くべき画面を手に入れることができるのです。アップルのCinema Displayは、常に業界での最高水準を示していますが、この新たな30インチディスプレイはプロユーザにさらに高い品質を提供する大きな飛躍となります。」と、アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは述べています。
新しいApple Cinema Displayはすべて、ひときわ薄いベゼルの全く新しいアルミニウムデザインを採用しています。また、ディスプレイを支えるアルミニウムスタンドには、わずかな力で調整可能なヒンジを採用しています。各Cinema Displayには、2つのFireWire 400ポートと2つのUSB 2.0ポートが装備され、キーボード、マウス、iPod®、iSignt™、デジタルカメラ、ハードディスク、プリンタ、スキャナなどの周辺機器の接続を容易にし、利用しやすくします。新しいディスプレイは、VESA(Video Electronics Standards Association)マウンティングインターフェイス標準に対応しています。ユーザは、Cinema Display VESA Mount Adapterキットを利用することで、作業環境にもっとも適した場所にディスプレイを設置できます。
アップルの新しいディスプレイファミリーは、より広い作業空間へのアクセスを求めるプロのクリエイターが望む、横縦比16:10のワイドスクリーン設計です。Apple Cinema HD Display(30インチフラットパネルモデル)は2,560×1,600ピクセルという驚異的な解像度を、Apple Cinema HD Display(23インチフラットパネルモデル)は1,920×1,200ピクセルの解像度をそれぞれ提供し、HDTV(高品位テレビ)コンテンツを表示してもまだ余裕があります。新しいプロ向けのApple Cinema Display®(20インチフラットパネルモデル)は、1,680×1,050ピクセルの解像度で、画面上にさまざまなパレットを表示しながら画像を編集できる十分な広さがあります。
要求の厳しいカラー環境で作業するクリエイティブユーザに応えるため、アップルのフラットパネルディスプレイは、視野角170度という業界最高の広視野テクノロジーによって最大限の色品質を提供します。画面全域で一貫した広範囲なカラー領域によって、アップルのフラットパネルディスプレイは、ICS Remote Director製品の一部としてSWOPに認定されています。ICS Remote Director製品は、ハードコピーを用いることなく画面上での印刷物の確認作業を可能にする、初めてのディスプレイを用いたプルーフィングシステムです。これは印刷業界関係者にとって時間とコストの大幅な削減につながります。
Apple Cinema Display(20インチフラットパネルモデル)とApple Cinema HD Display(23インチフラットパネルモデル)は、DVIを装備したPower Mac、PowerBookや、Windowsベースのコンピュータとともに動作するように設計されています。Apple Cinema HD Display(30インチフラットパネルモデル)の先進的な設計を利用するには、高性能なNVIDIA Geforce 6800 Ultra DDLグラフィックカードとプロフェッショナルデスクトップであるPower Mac G5が必要です。最先端のグラフィックアーキテクチャを利用可能にするNVIDIA GeForce 6800 Ultra DDLグラフィックカードは、オンスクリーンでの映像リアリズムと35.2GB/秒に達する驚くべきバンド幅スループットにより最新のグラフィックプログラムを提供し、毎秒64億テクセルという驚異的な高速描画に対応しています。初めて2つの高解像度デュアルリンクインターフェイスを備えたNVIDIA GeForce 6800 Ultra DDLグラフィックカードは2つのDVIコネクタを装備し、2台の30インチApple Cinema DisplayをPower Mac G5デスクトップで使用できます。これによって、今までに例のないスクリーンサイズを作業空間として手に入れられます。
【価格と販売について】
Apple Cinema Display(20インチフラットパネルモデル)とApple Cinema HD Display(23インチフラットパネルモデル)は7月中旬より、Apple Cinema HD Display(30インチフラットパネルモデル)は8月より出荷開始予定で、Apple Store®(アップルストア、
https://102.p.syniva.es/japanstore/)、アップルの直営店(Apple Store,Ginza)およびアップル製品取扱販売店を通じて、それぞれ157,290円(本体価格149,800円)、241,290円(本体価格 229,800円)、398,790円(本体価格379,800円)で順次販売されます。
NVIDIA GeForce 6800 Ultra DDLグラフィックカードは、Apple Store(アップルストア、
https://102.p.syniva.es/japanstore/)を通じて、単体キットやPower Mac G5のBTOオプションとして8月より出荷開始予定で72,240円(本体価格68,800円)で順次販売を行います。文中の価格はすべてApple Storeプライスです。