2004年1月7日、アップルは本日、数々の賞に輝くアップルの次世代デジタルライフスタイル・アプリケーションスイート「iLife™ '04(アイライフ オーフォー)」を発表しました。
iLife '04には「iPhoto™(アイフォト)」「iMovie®(アイムービー)」「iDVD™(アイディーヴィーディー)」の新しいメジャーバージョンがバンドルされるほか、新たに「GarageBand™(ガレージバンド)」が追加されます。
「GarageBand」はMac®をプロレベルの楽器およびレコーディングスタジオに変える、ミュージシャンとミュージシャンを夢見る人々のための画期的なミュージックアプリケーションです。iLife '04には最近リリースされた、世界最高のデジタルミュージックジュークボックス・ソフトウェア「iTunes® 4.2」も含まれます。このソフトには最も人気の高い音楽配信サービス「iTunes Music Store」も組み込まれています。iLife '04は業界に先駆けて、写真を手軽に整理したり、ミュージックコレクションを管理したり、ムービーを作成したり、DVDをオーサリングしたり、さらには曲を作るといったことを可能にしました。また、日本においてはiPhotoの新サービスとして、インターネット経由で手軽にハイクオリティなプリントを注文できる「プリント」と豪華な写真集をオーダーできる「ブック」のサービスを開始します。
「iLife '04によって、アップルはデジタルミュージック、写真、ムービーを整理し、作成するための最も革新的なソフトウェアを提供して、Windows PCのライバルに大きく差をつけようとしています。このたびGarageBandがバンドルされ、iMovieでムービーを扱ったりiPhotoで写真を扱うのと同じように音楽を扱えるようになり、誰でも手ごろな価格で簡単に音楽制作を楽しめるようになります。現在、米国の半数以上の世帯では、各世帯の少なくとも1人が楽器を演奏しています。ですから、GarageBandは広く受け入れられると考えています。」とアップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは述べています。
GarageBandはMacを完全なレコーディングスタジオに変身させます。ビギナーも熟練ミュージシャンも同様に、ごくシンプルなインターフェイスを使って簡単に音楽を演奏、録音、すばらしい曲作りが行えます。GarageBandを使えば、録音した演奏、デジタルオーディオ、ループの編集やアレンジは積み木を並べるように思いのままです。GarageBandには最高品質のグランドピアノなど、USBまたはMIDI鍵盤を使って演奏/録音ができる50音色以上のソフトウェアインストゥルメントと、楽曲やバックトラックを制作する際に使用できる、プロ仕様の録音済みループが1000種類以上付属しています。ボーカルや、ギターといった生楽器の演奏も、マイクやアナログ入力を使ってデジタルデータとして録音できます。録音したこれらのトラックは、リバーブやエコーなど、プロ仕様のエフェクトと、熟練したレコーディングエンジニアのノウハウが詰まった200以上のエフェクトプリセットを駆使することによって、より本格的な編集およびミキシングを行うことができます。 さらに、GarageBandの先進的なモデリング技術から生まれた6種類のギターアンプは、ギタリスト憧れのヴィンテージギターアンプのサウンドを再現します。Clean Jazz、Arena rock、British invasionなどのプリセットから自由に選んでギターを演奏/録音することが可能です。 GarageBandは完成した曲をCDに書き込んだり、 AACまたはMP3エンコーディングするためにiTunesにエクスポートできます。また、iPodにダウンロードしたり、iLifeのほかのアプリケーションで利用することも可能です。
iPhoto 4では、ユーザは25,000枚もの写真を瞬時にスクロールしてリサイズできるようになり、探している写真を確実に見つけられるようになりました。新しい撮影時間に基づく写真の整理方法によって、写真の検索がさらに容易になり、「スマートアルバム」は日付、キーワード、ユーザ自身の評価「マイレート」に基づいて写真を自動的に整理してくれます。新しいスライドショーは映画のようなトランジションを加えたり、写真をスライドショーの中で即座に向きを変えたり、レートをつけたり、あるいは削除するためのコントロールメニューを備えています。また、「Rendezvous™」機能により、家庭内ネットワークでつながれたコンピュータの間で写真を簡単に共有することができます。さらに日本向けの新たなサービスとして、フジカラーのプリントサービスとの提携により、通常のサイズから四つ切りまでのサイズのプリントを手軽に注文できるようになりました。
iMovie 4はタイムラインで直接編集できるようになり、短時間で簡単にムービー作成ができるようになりました。ユーザは複数のクリップを一度に選択して編集でき、クリップの修正とレンダリングが速く効率よく行なえます。オーディオクリップのオーディオ波形を視覚的に表示したり、オーディオのスクラブ操作中にオーディオが再生されるようになったので、ユーザはオーディオトラックの中から探している編集箇所を簡単に見つけることができます。アラインメントガイドによって、ビデオとオーディオを正確に同期させることが容易にできるようになりました。またiSight™からカメラからクリップパネルに直接取り込めます。iMovie 4では、メールや.Mac HomePageのウェブサイトで、インターネット上でムービーを簡単に共有でき、Bluetoothに対応した機器やPDAがあれば、ムービーを外出先に持ち出すこともできます。
iDVD 4には20種類の新しいハリウッドスタイルのテーマが組み込まれ、その多くにイントロムービーとサブメニューがついており、音楽、写真、ムービーを添えて自分だけのオリジナルDVDを作成できます。iMovieのムービー、iPhotoの写真、iTunesやGarageBandの音楽をメディアブラウザを使って直接DVDに追加できるほか、拡張されたフォトスライドショーに映画のようなトランジションやiTunesのプレイリストを追加することもできます。「DVD マップ」によってDVDプロジェクト全体を概観でき、プロレベルのエンコーディングによって2時間以上のビデオを1枚のDVDに収めることができます。
iLife '04にはiTunes Music Storeを組み込んだ世界最高のデジタルミュージックジュークボックスソフトウェアiTunesの最新バージョンも含まれます。iTunesはCDの曲を取り込んだり、米国向けのサービスとして1曲わずか99セントで曲を合法的にダウンロードしたり、ユーザのデジタルミュージックライブラリの音楽をカスタムプレイリストに整理し、編集して、オリジナルCDを作成したり、ミュージックコレクション全曲をiPodに入れて持ち歩いたりできます。先駆的な iTunes Music Store、iTunesデジタルミュージックジュークボックス・ソフトウェア、および市場をリードするiPodポータブルデジタルミュージックプレイヤーは、デジタルミュージックコレクションをどこでも購入し、管理し、聴けるようにするための完璧なソリューションを音楽愛好家に提供します。
【価格と販売について】
iLife '04はアップルのオンラインストアであるApple Store®(アップルストア、
102.p.syniva.es/japanstore/ )、アップルの直営店(
Apple Store, Ginza)、および
アップル製品取扱販売店を通じて、2004年1月下旬より販売されます。価格は5,800円(メーカー希望小売価格、税別)です。iLife '04アプリケーションは新しいMacintoshコンピュータすべてにプリインストールあるいは同梱されます。また、日本時間で1月7日以降に、 iLife '04を搭載していないMacintoshコンピュータを購入されたお客様は、iLife Up-To-Dateパッケージを2,500円(発送手数料込、税別)でお求めいただくことができます。なお、iTunesバージョン4.2は、www.apple.co.jpより無償ダウンロードできます。
また、同一住所に居住する家庭内に設置された最大5台までのMacにインストールしてお使いただける「iLife '04ファミリーパック」も8,600円(メーカー希望小売価格、税別)で販売されます。アカデミックボリュームライセンスおよびソフトウェア自動送付サービス価格についてはアップルにお問い合わせください。
iLifeを使用するには、Mac OS® X v10.2.6以降、QuickTime® 6.4以上が必要です。またPowerPC G3、G4またはG5プロセッサ、256MB以上のRAMを搭載し、解像度が1024 x 768以上のディスプレイを備えたMacintosh®コンピュータ必要です。GarageBandを使用するにはPowerPC G3 600 MHz以上のプロセッサが必要です。GarageBandのソフトウェアインストゥルメントを使用するにはG4またはG5プロセッサが必要です。iDVD を使用するには、733MHz 以上のG4プロセッサ、2GB以上のハードディスクの空き容量が必要です。またiDVDでDVDを作成するにはSuperDrive™を搭載した Macintoshコンピュータが必要です。