2003年6月24日—アップルは本日、Safari™(サファリ)1.0を発表しました。2003年1月7日の最初のリリース以来、500万件近くもダウンロードされ、大きな成功を収めたベータバージョンの完成版となります。Safariは何百万人ものMac®のユーザにより選ばれた最適のブラウザで、本日発表されたPower Mac® G5をはじめ、新しくリリースされるMacintosh®コンピュータ全機種の標準ブラウザとなります。またAppleは、デベロッパがSafari HTMLレンダリングエンジンをアプリケーションに直接組み込むことができるソフトウェア開発キットも発表しました。
SafariはこれまでにMacのために作られた最速のウェブブラウザで、Google検索の統合、検索結果に一気に戻ることができるSnapBack(スナップバック)、ブックマークに名前を付け、整理し、表示する全く新しい方法、そしてポップアップ広告ウィンドウを自動的にブロックする機能などにより、ブラウザカテゴリー全般を再び活性化します。
「Safariは、どんなプラットフォーム上でも最良の体験を提供する革新的な機能で、ブラウザ市場を新たに活気づけました。全てのMacユーザの皆様は、Safariをダウンロードして、すでにSafariを使いこなしている何百万人ものユーザに仲間入りして下さい。」と、アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは述べています。
「Wells Fargoは、Macユーザの顧客の皆さんをとても大事にしています。わが社はオンライン財務サービスの利用を、Safari 1.0ブラウザに完全に対応させます。MacユーザはSafariブラウザを利用すると、1か所ですべての口座の閲覧や、投資管理、オンラインでの請求書の支払いを迅速かつ便利にできるWells Fargo Onlineのすばらしさを味わうことができます。」と、Wells Fargo Internet Servicesの上級副社長、Kevin Zaney は述べています。
「Safariは、月間200万人以上が訪れるMac Publicationsウェブサイトで、すでに傑出したウェブブラウザとなっています。わが社のウェブサイトを閲覧するブラウザの40%以上がSafariであり、長らく首位に立ってきたInternet Explorerを抜きました。全く新しいブラウザが6カ月弱で市場首位の座を獲得するというのは、驚くべき業績です。また、Safariのインテリジェントな設計と革新的な機能を証明するものでもあります。」と、Mac Publishing の社長、Rick LePageは述べています。
「Macromediaは開発者がベストなデジタル体験を作り出し、提供する手助けをすることに注力しています。SafariのHTMLエンジンは、Macのデベロッパコミュニティにとって大きな前進です。このエンジンは、アプリケーション内での大規模なレンダリングに必要となる、高速かつ包括的なインターネット規格へのサポートを開発者に提供します。」と、Macromediaの製品担当社長、Norm Meyrowitzは述べています。
Safariのレンダリング・エンジンは、KDEのKonquerorオープンソース・プロジェクトのKHTMLを基盤にしており、Macプラットフォーム上でベストなパフォーマンスと規格互換性を提供します。アップルは今後も、オープンソース・コミュニティと密接に連携し、進行中のKHTMLコードの最適化について協力していきます。
価格と提供について
Safari 1.0は本日より、
https://102.p.syniva.es/safari/から無償でダウンロードしていただけます。Safari 1.0を使うためには、Mac® OS X v10.2が必要で、Safari 1.0はMac OS X v10.2.3以降に最適化されています。 Safari 1.0は英語、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、ブラジルポルトガル語、カナダ系のフランス語、ノルウェー語、デンマーク語、フィンランド語、スウェーデン語、韓国語、簡体字の中国語にローカライズされています。
Mac OS X v10.2は最低128MBのメモリを必要とし、eMac™、iMac®、iBook®、 Power Macintosh® G3、 Power Mac G4および1998年5月以降に発売されたPowerBook®で動作するように設計されています。