2003年4月15日、カリフォルニア州クパティーノ、アップルは本日、ワイヤレスネットワーク製品「AirMac® Extreme(エアマックエクストリーム)*」の前四半期における販売台数が15万台を超え、同四半期中に同社が出荷した802.11準拠製品の半分近くを占めたことを発表しました。AirMac Extremeは新しい超高速ワイヤレス通信規格802.11gに対応した次世代のWi-Fiワイヤレスネットワーク技術です。802.11b標準規格に準拠する何百万台ものWi-Fi製品と互換性のある802.11gは、ほぼ5倍のデータ転送速度**を備え、次世代のワイヤレスネットワーキングの標準として急速に普及しつつあります。
「アップルは1999年にAirMacを発売し、ワイヤレス通信規格802.11b準拠の製品を出荷した最初のコンピュータメーカーとなりました。そして今、アップルは、AirMac Extremeにより、802.11g対応製品を大規模に出荷する最初のメーカーとなったのです。802.11gベースのAirMac Extremeは802.11bより5倍も速く動作しますが、何百万台もある802.11b対応Wi-Fi製品と完全に後方互換となっています。」と、アップルのハードウェアプロダクトマーケティング担当副社長、グレッグ・ジョズウィアックは述べています。
AirMac Extremeは802.11bをベースにした公共のホットスポットのほか、Wi-Fi認定の802.11b対応のWindowsソリューションなど、802.11bの既存の機器にも対応しています。1台のベースステーションで最大50ユーザが同時に使えるAirMac Extremeは、一般的なベースステーションよりはるかに多くのユーザをサポートし、家庭や学校の両方に柔軟性とパワーを提供します。AirMac Extremeベースステーションは、低コストでUSB対応プリンタをワイヤレスで共有するためのUSBポート***や、最大4台のAirMac Extremeベースステーションを追加接続できるブリッジ機能などの高度な機能を備えています。
アップルの17インチPowerBook ® G4にはAirMac Extremeカードが含まれています。また、12インチPowerBook G4と17インチ フラットスクリーンのiMac ®や新しいPower Mac ® G4といったデスクトップモデルのAirMac Extreme対応システムには$99****でカードを追加することができます。$199 (標準モデル)からの802.11g AirMac Extremeベースステーションは、802.11bと比べて5倍近い速さの最高54 Mbpsで動作します。
* AirMac Extremeは、日本における商標です。
** IEEE 802.11gドラフト仕様に準拠しています。11Mbps以上の転送速度を利用するためにはAirMacベースステーション、AirMac Extremeカード、そしてAirMac Extreme対応のコンピュータが必要です。実際のスピードはベースステーションからの距離、環境条件その他の要因により変わります。
*** USBのワイヤレスプリンティングにはMac OS X v10.2.3以降および互換性のあるプリンタが必要です。
**** 日本においては、AirMac Extreme対応システムに11,800円でカードを追加することができます。また、802.11g AirMac Extremeベースステーションは、22,800円(標準モデル)から販売されています。価格はいずれもメーカー希望小売価格、税別です。