プレスリリース 2003 年 4 月 6 日

アップルのFinal Cut Pro、オープンスタンダードをベースとした革新的なプロ向けビデオソリューションをリード

2003年4月6日、ネバダ州ラスベガス−エミー賞に輝くアップルのビデオおよびフィルム編集ソフトウェア、Final Cut Pro®が、オープンフォーマットと業界標準をベースとした、新しいプロ向けビデオソリューションの登場においてリードしました。革新的なオープンXMLファイルフォーマットやFireWire®ベースのI/Oフレームワークを搭載したアップルのFinal Cut Pro 4の発表に対して、Panasonic、AJA、Automatic Duck、Quantel、Pinnacle、OmneonおよびCurious Graphics各社より支持が表明されています。
「Final Cut Proは急速に業界最高の編集プラットフォームとなりつつあります。アップルは、XML、FireWireおよび業界標準に今後も投資を継続し、Final Cut Proのアーキテクチャをオープンにし、さらなる革新を推進していきます。」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当上級副社長、フィリップ・シラーは述べています。
「アップルのFinal Cut Pro 4がPanasonicのAG-DVX100の24フレームをネイティブでサポートしたことを嬉しく思います。また、アップルとPanasonicは、FireWireを通した50 Mbps 4:2:2品質のビデオの転送を業界で初めて実現しました。当社のDVCPRO50をお使いのお客様は、低いデータレートで最高品質の4:2:2ビデオを編集でき、Final Cut Pro 4のすべての革新的な特長、機能を利用することができます。」と、Panasonic Broadcastのマーケティング担当副社長、Stuart English氏は述べています。
「AJAはアップルと協力し、当社の先進のハードウェア製造ノウハウと、アップルの新しいFinal Cut Pro 4の機能を組み合わせ、FireWireを通したSD Videoの転送を可能にします。これは、放送のプロフェッショナルが400MbのFireWireを使用し、非圧縮のSDフォーマットビデオを映像と音声をモニタしながらMacとやりとりすることができる初のソリューションです。」と、AJA Video Systemsの社長、John Abt氏は述べています。
「Final Cut Proのこれまで以上にオープンなアーキテクチャと、新しいAPIおよび今後出てくるXMLインターチェンジフォーマットを使用し、Automatic DuckはFinal Cut Pro 4用の初のXMLプラグインを提供します。当社の新しいAAFインポートおよびエクスポートコンポーネントにより、映像のプロフェッショナルがFinal Cut Pro 4のプロジェクトデータをハイエンドのフィニシングシステムと直接やりとりすることが可能な、シームレスでパワフルなワークフローが間もなく実現します。」と、Automatic Duck Inc.の社長、Wes Plate氏は述べています。
「Quantelは、アップルおよびAutomatic Duckと協力し、AAFプラグインが重要なプロジェクトデータを、Final Cut Pro 4からQuantelのパワフルなハードウェアベースのフィニシングシステムを使用したオンラインセッションに直接書き出すことを可能にします。これによりポストプロフェッショナルは、高速で柔軟なMac上で動作する最も普及した編集ソフトウェアと、Quantelのパワフルなハードウェアベースのフィニシングシステムといったそれぞれの分野の最高の技術の両方を使用することができるようになります。これはまさに、業界が求めているものです。このようなオープンプラットフォームにコミットしない企業は孤立してしまうリスクがあります。」と、Quantelのマーケティング担当ディレクター、Nigel Turner 氏は述べています。
「Final Cut Pro 4とPinnacle SystemsのCin燦ave 4 は、Photo-JPEG、DVそして非圧縮 8、10、16ビットSDビデオを含む多くのフォーマットでオンライン・オフライン編集を行なうための数多くのリアルタイムエフェクトを提供します。しかも、すべてのフォーマットを同じタイムラインから再生することが可能です。Pinnacleは、Cin燦ave 4に、全く新しいリアルタイムのキーフレーム制御が可能なビデオツールや、8トラックのオーディオ出力を含む洗練されたオーディオ能力を加え、SDおよびHDのプロジェクトをさらに魅力あるものにします。アップルのオープンアーキテクチャとPinnacleのTARGA Cin殺ngineのパワーにより、ベースとなるハードウェアに全く変更を加えることなく、すべての新機能を提供することができます。最新かつこれまでで最高のCin燦aveの機能は、ソフトウェアをアップグレードをするだけで実現できます。しかもSDとHDを同じシステムで使う場合も同じです。」と、Pinnacleの編集担当副社長兼ゼネラルマネジャー、Laurin Herr氏は述べています。
「OmneonとFinal Cut Proを組み合わせることにより、放送局に対し、共同製作のための簡単で柔軟なソリューションを提供します。OmneonはMedia Server Systemの開発の際にアップルのQuickTimeファイルシステムラッパを採用し、当社のEdit in Placeの機能にFinal Cut Proをシームレスに統合することができました。Macintosh G4上で動くFinal Cut Proは他のどのシステムまたはプラットフォームよりもシート当たりのコストが低く、専用のニュース編集機器と比較してよりパワフルでフレキシブルなソリューションを提供します。」と、Omneonの社長兼CEO、Larry Kaplan氏は述べています。
「CuriousのgFxは当社のハイエンドグラフィックスアプリケーション分野への復帰を意味します。Macはそのための最高のプラットフォームであり、当社はここからスタートします。Mac OS Xの先進のOpenGL実装およびG4 Velocity Engineにより、完全統合された高性能マルチレイヤのペイント、ロトスコーピング、アニメーションそして合成のシステムを最高のグラフィックスマシン上に実現することができました。gFx ProとアップルのFinal Cut Proの組合せにより、これまでかなり高価なシステムでしか実現できなかったパワフルなグラフィックスワークフローが可能になったのです。」と、Curious Softwareの共同創業者、Gareth Griffith氏は述べています。
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