2003年1月6日、アップルは本日、複数のカレンダーを管理し、インターネット上で共有することができる革新的なスケジュール管理ソフトウェア、「iCal(アイキャル)」のアップデート版 iCal 1.0.2の提供と、画期的なシンクロナイズソフトウェア「iSync(アイシンク)」1.0の提供開始について発表しました。iCalは昨年9月のリリース以来100万件以上のダウンロードを記録し、20万以上のカレンダーがオンラインで公開されています。
「iCalとiSyncは提供開始からほんの数ヶ月で、多くのMacユーザにとってデスクトップに欠くことのできないものとなりました。多くの人々がMacに保存してある自分の情報を普段よく持ち歩くデバイスでより簡単に管理したいと考えています。」と、アップルのアプリケーション担当上級副社長、シーナ・タマドンは述べています。
iCalの「インターネット上でのカレンダーの公開と購読」を行う画期的な機能は、数あるスケジュール管理アプリケーションの中でも初めて搭載されたものです。iCalカレンダーをインターネット上で「公開」すると、他のMac®ユーザがそのカレンダーを「購読」し、それぞれのMac上にあるiCalで見ることができるようになります。公開されたカレンダーが更新されると、購読側のカレンダーも自動的に更新されます。iCalの発表以来、iCalカレンダーを独自に提供するウェブサイトがいくつも現れました。中でも最も人気のあるiCalShare.comは、映画、音楽、スポーツなど28のカテゴリーの780以上の公開済みiCalカレンダーを提供しています。Macのユーザなら誰でもこのようなカレンダーを購読し、例えば好きなフットボールチームのスケジュールをチェックしたり、好きなバンドが自分の住んでいる街でコンサートをする日時を確かめることができます。iCalShare.comではアップルのSherlock®(シャーロック)アプリケーション用のプラグインも提供しており、ユーザはこのプラグインを利用して公開されたカレンダーをキーワードで検索することができます。
iSync 1.0はMac® OS X(マックオーエステン)v10.2のアドレスブックとiCalの双方にシームレスに連携します。iSync 1.0を使うことにより、MacとPalm OS搭載のPDA、アップルの携帯型デジタルミュージックプレーヤー「iPod(アイポッド)」との間で、また.Mac(ドットマック)サービスを利用し他のMacとの間で、アドレスブックやスケジュールを同期させることができます。iSync 1.0を使うことにより、Mac OS Xのドレスブックと新しい.Macのアドレスブックの同期が初めて可能になり、世界のどのコンピュータからでも、.Mac Web Mailを使ってアドレスリストにアクセスすることが簡単にできるようになります。iSync 1.0はまたMac同士を定期的に同期する機能も追加され、これを使うことで複数のMac上の情報を常に最新のものに更新することがさらに簡単になります。
価格と販売について
iCal 1.0.2は1月6日(月)より
https://102.p.syniva.es/jp/macosx/what-is-macosx/mail-ical-address-book.htmlから、またiSync 1.0はwww.apple.co.jp/isyncから無償で提供されています。「Mac to Mac」の同期を行うためには.Macアカウントが必要です。iSync対応デバイスのリストは
https://102.p.syniva.es/jp/macosx/what-is-macosx/apps-and-utilities.htmlでご覧いただけます。iCal 1.0.2とiSync 1.0を使用するにはMac OS X v10.2.2以上が必要です。
【アップルについて】
アップルはApple IIで1970年代のパーソナルコンピュータ革命に火をつけ、80年代にはMacintoshによって、再び、全く新しいパーソナルコンピュータを創出しました。アップルは、世界中の学生、教育者、プロのクリエイターそしてコンシューマに、革新的なハードウェア、ソフトウェア、およびインターネット関連の製品・テクノロジーを通じて最高のパーソナルコンピューティング環境を提供しています。