2002年9月2日—アップルは本日、業界をリードする合成およびビジュアルエフェクトのソフトウェアで「Mac® OS X(マックオーエステン)」に初めて対応した「Shake® (シェイク)2.5」を発表しました。Shakeはこれまで、「ロード・オブ・ザ・リング」、「グラディエーター」、「マトリックス」、「奇蹟の輝き」そして「タイタニック」といったアカデミー賞最優秀視覚効果賞を受賞した5作品を含む100本以上の映画の制作に使用されてきました。
「Shakeは主要な映画スタジオおよび代表的なビジュアルエフェクトプロダクションにおいて使用されている、業界で最も進んだ合成ソフトウェアです。Shake 2.5は、「Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)」、「DVD Studio Pro(ディーヴィーディースタジオプロ)」、Adobe Photoshop、Alias|WavefrontのMayaなど、Mac OS Xを究極のデジタルフィルムおよびビデオ制作環境にしている各分野で最も優れたアプリケーションの数々に名を連ねることになります。」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当上級副社長、フィリップ・シラーは述べています。
「Weta Digitalにおいては、主要な合成ソフトとしてスタジオ全体でShakeを使用しています。Shakeがなければ「ロード・オブ・ザ・リング」を完成させることはできなかったでしょう。」と、Weta DigitalのCTO(最高技術責任者)で長い間Shakeを使用しているスコット・ヒューストン氏は語っています。
Shakeは高解像度の作品制作のために設計された高性能の合成ソフトウェアです。Shakeは現在市販されているソフトウェアの中でも最速のレンダリングエンジンと、完成された多種にわたる合成ツールセット、そして複数の色深度を同時にサポートし高品質の映像を提供する画像アーキテクチャをもっています。またShake 2.5には、より優れた画像入力、ディスクベースのプロキシシステム、そしてレンダリング処理を画像の一部に限定しより高速な処理を行う機能が加わりました。
価格と販売について
アップルは、アップルソリューションエキスパートである株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、アップル直販営業およびShake取扱販売会社を通じて2002年9月2日(月)より、Mac OS X版、Linux版およびIRIX版Shake 2.5の販売を開始します。Mac OS X版のShake 2.5の価格は614,800円(メーカー希望小売価格、税別)で、別途年間メインテナンス料金148,000円(メーカー希望小売価格、税別)*が必要です。Linux版ならびにIRIX版の価格および年間メンテナンス料金*はオープンプライスです。
*メインテナンスには年間サポートと期間中のバージョンアップ料金が含まれます。既にShakeを使用されているお客様は、年間メインテナンスを継続することにより、Shake 2.5をご利用いただけます。
なお、現在Shakeを使用されているお客様が今後Mac OS Xに移行される場合、Mac OS X版Shake 2.5を現在保有されているライセンス数を2倍にして無償で提供いたします(機材およびメインテナンス料金は含まれません)。
Mac OS X版のShake 2.5にはMac OS X version 10.2と256 MBのRAMが必要です。またShake 2.5は、「Power Mac® G4(パワーマックジーフォー)」および「PowerBook® G4(パワーブックジーフォー)」で動作します。Shake 2.5に必要なシステムに関する詳細は、www.apple.co.jp/shakeをご覧ください。