2002年4月4日−アップルは本日、IEEE1394(FireWire®)テクノロジーのリーディングカンパニー、Zayante(ザヤンテ)を買収したことを発表しました。これにともない、Zayanteの社長兼CEOのPrashant Kanhere氏はアップルに入社し、FireWireテクノロジーをさらに推進していきます。
「Zayanteの買収は、アップルが優れた高速デジタルインターフェースソリューションであるFireWireの採用をさらに幅広く推進していくことを示すものです。FireWireは、大量データの高速転送が必要なデジタル機器の接続に最適なテクノロジーです。例えば、CD1枚分の音楽を10秒もかからずにMacからiPod(アイポッド)に転送することができます」と、アップルのハードウェアエンジニアリング担当上級副社長、ジョン・ルビンスタインは述べています。
アップルは1990年代半ばにFireWireを発明して以来、クロスプラットフォームの業界標準規格IEEE1394としてその技術が確立されました。FireWireはデジタルビデオカメラやデジタルカメラなどのデジタル機器をデスクトップやポータブルコンピュータに接続するための高速シリアルデータ転送技術です。ソニー、キヤノン、JVC、コダックなどのデジタル周辺機器メーカーに広く採用されているFireWireは、コンシューマおよびプロフェッショナル向けの製品において業界標準技術として確立され、アップルのデジタルハブ戦略の重要な役割を担っています。
Zayante, Inc.は1996年に設立され、今日ZayanteのIEEE1394用半導体部品およびソフトウェアは、IEEE1394に準拠した製品を製造する主要な家電、コンピュータ製品、および半導体メーカーで使用されています。