2001年8月22日、カリフォルニア州クパティーノ−アップルのFireWire®(ファイヤワイヤ)テクノロジーが、Academy of Television Arts & Sciences(アカデミー・オブ・テレビジョン・アーツ・アンド・サイエンシズ)より賞を受けることになりました。授賞式は本日、カリフォルニア州ハリウッドにある同アカデミーのGoldenson Theatre(ゴールデンソン・シアター)で行われます。アップルは、FireWireがテレビ業界にもたらした大きな影響を賛える、2001 Primetime Emmy Engineering Award(2001年プライムタイム・エミー・エンジニアリング賞)を受賞します。
アップルは1990年代半ばにFireWireを発明して以来、クロスプラットフォームの業界標準規格IEEE1394としてその技術を確立しました。FireWireは、デジタルビデオカメラやデジタルカメラなどのデジタル機器をデスクトップコンピュータやポータブルコンピュータに接続するための高速シリアルデータ入出力技術です。ソニー、キヤノン、JVC、そしてコダックといったデジタル周辺機器メーカーに広く採用されているFireWireは、コンシューマ製品、プロフェッショナル製品の両方において業界標準技術として確立されています。
「アップルはFireWireの発明によってデスクトップビデオ革命をもたらすことに成功しました。今日、アップルが販売するすべてのコンピュータにはFireWireが装備されており、FireWireはアップルの「デジタルハブ」戦略の重要な構成要素となっています。」と、アップルのハードウェアエンジニアリング担当上級副社長、ジョン・ルービンスタインは語っています。
FireWireは、数々の賞に輝くアップルのビデオ編集ソフトウェア「Final Cut Pro®(ファイナルカットプロ)」と「iMovieTM(アイムービー)」とともに、アップルがプロフェッショナルおよびコンシューマの両市場において世界最大のビデオ編集ソリューションサプライヤーになる上で重要な役割を果たしました。さらに、FireWireを内蔵したアップルのチタニウム製ノートブック型コンピュータ、「PowerBook® G4(パワーブックジーフォー)」は、お求めやすい価格で高品質のデジタルビデオカメラの普及によりモバイルデジタルビデオ編集に火をつけ、テレビ・映画業界においてビデオ編集に革命をもたらしました。
最高400Mbpsでデータを転送するFireWireは、現在普及しているUSB周辺機器標準と比べて30倍以上の帯域幅を持ちます。その高速データ転送能力と「ホットプラグ&プレイ」機能により、FireWireは今日のデジタルオーディオおよびビデオ機器はもとより、外付けハードディスクドライブやその他の高速周辺機器にも欠かせないインターフェイスとなっています。