2000年11月8日、カリフォルニア州レッドウッドショアズ、クパティーノ—E-Business関連最大のソフトウェアプロバイダー、オラクル社とアップルは本日、企業から教育まであらゆる主要ビジネスをサポートする業界初のアプリケーションスイート「Oracle E-Business Suite(オラクルイービジネススイート)」にアップルのMacintoshクライアントが認定されたことを発表しました。今回の認定により、 Oracle E-Business Suiteはアップルの顧客にとって初のインターネット対応アプリケーションスイートとなります。Oracle E-Business Suiteはすでに「Mac OS 9(マックオーエスナイン)」に対応しており、2001年にはアップルの次世代オペレーティングシステムである「Mac OS X(マックオーエステン)」にも対応する予定です。
オラクル社とアップルは、教育、スモールビジネスなどのアップルの主要な市場における、一連のE-Businessへの取り組みを展開します。教育市場では、上位100校の大学を対象に、高等教育セミナーを実施、両社の技術を紹介する計画です。さらに、オラクル社ではMacをOracle E-Business Suiteの標準的な販売デモンストレーションプラットフォームの一つとして採用する計画です。スモールビジネス市場に関してオラクル社とアップルは、 Oracle Business OnlineやOracleSalesOnline.comなどのオラクル社がホストするオンラインサービスを推進していきます。アップルのユーザは、ブラウザのみでOracle Business OnlineやOracleSalesOnline.comにほんの数分でログオンし、業務を開始することが可能となり、企業向けビジネスアプリケーションやセールスオートメーション機能に即アクセスすることができます。
「MacintoshがE-Business Suiteの認定を受けたことは、アップル社とオラクルの製品がシームレスに稼働することを証明するものです」とオラクル社の会長兼CEO(最高経営責任者)、ラリー・エリソンは述べています。「現在、オラクルのすべてのアプリケーションはMac上で利用可能です。」 「アップルの教育市場およびビジネス市場のお客様が、市場をリードするオラクル社の E-Businessアプリケーションを使用し、組織を管理できるようになったことをとても喜ばしく思います」とアップルのCEO、スティーブ・ジョブズは語っています。「この発表をとても喜んでいるお客様がたくさんいます。」
「イェール大学はオラクル社がMacintoshをOracle E-Business Suiteの認定プラットフォームとしたことを非常に嬉しく思います」と、イェール大学情報技術サービスのシステム管理ディレクター、インディー・クラウリー氏は述べています。「今回の認定により、Macを使っているイェール大学の教職員が大学の総合財務および人事給与システムにアクセスすることができるようになり、管理プロセスの合理化とサービスの向上というイェール大学の戦略的目標をより柔軟に達成することが可能となります。」
Oracle E-Business SuiteはWebとJavaベースのアプリケーションを統合したもので、これを導入することによって企業は、顧客対応、社内業務、サプライチェーンをオンライン化することができ、サプライヤーと顧客間をすばやく繋ぐことでシームレスなビジネスプロセスを実現します。今回、Macintoshがクライントとして認定されたことで、アップルのユーザはMacintosh用のブラウザとMRJ(Mac OS Runtime for Java:マックオーエスランタイムフォージャバ)を使ってOracle E-Business Suiteにアクセスすることが可能になります。さらに、オラクル社のサポートサービスもMacintoshクライアントをサポートするよう拡大され、顧客に信頼性と可用性、そして総合的な満足度を提供できるようになりました。
対応システムについて
Oracle E-Business Suiteは現在、Mac OS 9.0.4とMRJ 2.2.3の環境をサポートしています。Mac OS Xへの対応は2001年を予定しています。
オラクルについて
オラクルはインターネットにパワフルにするソフトウェアを提供しています。オラクルに関するより詳しい情報は、電話で650-506-7000(米国)までお問い合わせください。
本資料は、米国で発表された報道資料の抄訳です。原文は以下でお読みいただけます。