2000年10月18日、カリフォルニア州クパティーノ−アップルは本日、2000年9月30日を末日とする2000年度第4四半期の業績を発表しました。2000年度第4四半期の利益は1億7,000万ドル、希薄化後の1株式当たりの利益は0.47ドルを計上しました。前年同期の業績は、1億 1,100万ドルの利益、希薄化後の1株式当たりの利益は0.31ドルでした。売上は前年同期に比べ40%増の18億7,000万ドルで、売上総利益率は前年同期の28.7%から25.0%に減少しました。米国市場以外の売上比率は44%でした。
第4四半期の業績には、ARM Holdings plc.の710万株の税引後売却益6,200万ドルの特別利益が含まれています(希薄化後の1株式当たりの利益は0.17ドルに相当)。この保有株式売却益を除いた利益は1億800万ドルで、前年同期に比べ20%増加しました。希薄化後の1株式当たりの利益は前年同期に比べ20%増の0.30ドルとなります。
第4四半期の出荷台数は1,122,000台で、570,000台以上のiMacが含まれます。
「我々は、第4四半期の売上が振るわなかった要因をすでに明確にしています。現在それらの原因を解消するための対策を積極的に推し進めています」とアップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは語っています。「9月の販売台数は予測を大幅に下回り、多くの流通在庫を抱えました。この流通在庫は今後、数四半期にわたって徐々に削減するのではなく、今四半期末までに通常レベルまで削減することを決定しました。そのため、今四半期の販売はある程度の強さを保つものの、2四半期続けて業績が振るわない結果となる見込みです。しかし、2001年1月から始まる第2四半期には回復する予定で、我々は 2001年に予定される新製品や活動に対し、大きな期待をしています。」
「9月の予測を下回った販売と計画以上の流通在庫量を考慮し、12月末を末日とする第2四半期の売上予測を約16億ドルに修正しました。利益については小幅なものになる予定です」とアップルのCFO(最高財務責任者)、フレッド・アンダーソンは述べています。「2001会計年度については売上目標を75億ドルから80億ドルの間、また、1株式当たりの利益目標を1.10ドルから1.25ドルの間に見直しています。」
今年度、同社の売上高は79億8,000万ドル、純利益は7億8,600万ドルで、希薄化後の1株式当たりの利益は2.18ドルを計上しました。なお、 1999年度の売上高は61億ドル、純利益は6億100万ドルで、希薄化後の1株式当たりの利益は1.81ドルでした。
アップルでは、ライブおよびオンデマンドのオーディオ、ビデオストリーミング配信のスタンダードベースの技術であるQuickTime(クイックタイム)を使用して、今回の2000年度第4四半期業績発表のカンファレンスコールをライブオーディオストリーミングで配信します。このライブウェブキャストは 10月18日(水)14時(米国西部時間)よりアップルのホームページ(https://102.p.syniva.es/quicktime/qtv/earningsq400/)で放送され、再放送も行われます。QuickTime Player(クイックタイムプレーヤー)は、MacintoshとWindowsユーザを対象に QuickTime Webサイト(
https://102.p.syniva.es/quicktime)で無償で提供されています。
Consolidated Balance Sheets
Q4 FY 2000 Data Summary
本資料は、米国で発表された報道資料の抄訳です。原文は以下でお読みいただけます。