2000年10月17日—アップルは本日、パーソナルコンピュータ上で最も優れた日本語環境を実現する、同社の次世代オペレーティングシステムのプレビューバージョン「Mac OS X Public Beta(マックオーエステンパブリックベータ)」を10月21日(土)より配布することを発表しました。このMac OS X Public Betaは、2001年前半に予定されるMac OS Xの製品版に先立って提供されるもので、ユーザの皆様にこのベータテストにご参加いただき、価値あるフィードバックを得ることを目的としています。Mac OS X Public Betaは10月21日(土)午前10時よりアップルのオンラインストア「Apple Store(アップルストア、
)」において、3,500円(税別)で購入していただけます。
アップルは、デザインおよびパブリッシング業界のリーダーとして、常に高品質な日本語環境の提供に努めて来ました。Mac OS Xは、2バイト環境におけるコンピューティングの課題を根本から見直し、プロフェッショナルから初めてパーソナルコンピュータを使う方まで、日本語と漢字の豊かさ、美しさを自由に表現できるオペレーティングシステムとして設計されています。Mac OS Xが標準で搭載する日本語フォントはUnicode(ユニコード)に準拠し、美しい書体デザインと洗練された品位を兼ね備えた6書体です。また、文字数はパーソナルコンピュータでは最大の約17,000文字に拡張することを目指しており、これらの文字はMac OS Xの優れたグラフィックスおよびフォントサポート機能により、解像度や出力機器の制限なく表示・印刷が可能です。
Mac OS X は最も先進的なパーソナルコンピュータのオペレーティングシステムです。真のメモリ保護、プリエンプティブ・マルチタスク、卓越したインターネットおよび「Quartz(クオーツ)」グラフィックステクノロジー、「Aqua(アクア)」と名付けられた新しいユーザインターフェイス、そして「Darwin(ダーウィン)」と呼ばれるオープンソースUNIXベースの基盤といった、最先端のテクノロジーを採用しています。
今回配布されるMac OS X Public Beta*は、日本語をはじめとする英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、オランダ語で提供されます。また、Mac OS X Public Betaは最高品質の日本語フォント6書体に加え、アップルの新しいメールソフトウェアやQuickTime Player(クイックタイムプレーヤー)、インターネット検索ツール「Sherlock(シャーロック)」の新しいバージョン、マイクロソフトの Internet Explorerのベータ版など、多くのアプリケーションを搭載しています。アップルは、ユーザの皆様から貴重なフィードバックをいただくため、アップルのWebサイト( http://www.apple.co.jp/ )において、Mac OS X Public Betaについての詳細情報や使用にあたっての技術サポート、デベロッパ各社のアプリケーションについての定期的なアップデートを提供します。
価格と販売について
Mac OS X Public Betaは10月21日(土)午前10時よりApple Store(
https://102.p.syniva.es/japanstore)において3,500円(税別)で提供されます。
動作環境
Mac OS X Public BetaはPowerPC G3およびG4プロセッサ、128MB以上のメモリを搭載したすべてのMacintoshで利用できます(初代Power Book G3およびプロセッサアップグレードカードはサポートされません)。Mac OS Xバージョン1.0は2001年前半にリリースされる予定です。
*「Mac OS X Public Beta」は、期間限定でのテスト使用のために提供される試用版ソフトウェアです。「Mac OS X Public Beta」のご使用は、ソフトウェアに付属している使用許諾契約に基づきます。