2000年5月15日、カリフォルニア州サンノゼ、WWDC(ワールドワイドデベロッパカンファレンス)—アップルは本日、業界をリードするWebアプリケーションサーバソフトウェア、WebObjects(ウェブオブジェクツ)の価格を大幅に値下げしたことを発表し、次期バージョンの WebObjectsが100% Pure Javaで書かれることを明らかにしました。本日より、WebObjectsアプリケーションを開発、運用するための完全なソリューションが、699ドルで購入できるようになります。新価格に含まれるのは、数々の賞に輝くWebObjectsデベロッパツールと、一台のサーバ上で無制限の利用を可能とするハイエンドディプロイメントライセンスです。この二つは、これまで合わせて5万ドル以上で提供されていました。
また、アップルは、今年後半には100% Pure Javaテクノロジを使ったWebObjects 5 for Javaを出荷する予定です。Javaを使うインターネット開発者は、WebObjects 5 for Javaを使うことにより、事実上どんなサーバででも運用することができる、複雑なソリューションを短期間で開発することができるようになります。 WebObjects 5 for Javaは、インタオペラビリティのためのEnterprise Java Beans(EJB)や、汎用的なデータベースコネクティビティのためのJDBCなど、さまざまなインターネット標準をサポートします。
「WebObjectsは、世界中の何百万人ものユーザを対象にしたWebアプリケーションを、短期間で開発、運用するための最高のソフトウェアです」とアップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは語っています。「新価格とJavaのサポートにより、WebObjectsはより幅広いお客様や開発者に使っていただけるようになりました。」
WebObjectsは、使いやすく、インターネット標準に適合した、ツール、テクノロジ、機能を兼ね備えた包括的なアプリケーションサーバソリューションです。また、オブジェクト指向アーキテクチャのため、再利用可能なコンポーネントを素早く作ることができます。WebObjectsは、大量のトランザクションが要求される、複数のCPU上で稼働するマルチスレッドアプリケーションを構築するために、スケーラビリティ、ロードバランシング、フォールトトレラント機能を提供しています。
アップルはまた、WebObjects、QuickTime Streaming Server(クイックタイムストリーミングサーバ)、およびMac OS X(マックオーエステン)の専門的なコンサルティング、インテグレーション、トレーニングサービスを拡充するため組織を構成し、WebObjectsで開発されたカスタムWebアプリケーションの導入を考えているお客様を対象に新たな専門的サービスを提供します。Apple iServices(アップル・アイサービス)と呼ばれるこの組織では、クリエイティブ、教育、ビジネス市場のユーザや開発者を対象にサービスを提供します。
価格と出荷時期
WebObjects 4.5は、アップルの販売店とアップルのオンラインストア、The Apple Store(アップルストア)を通じて699ドルで販売されます。完全なクロスプラットフォーム・ソリューションであるWebObjects 4.5は、Mac OS X Server、Windows NT/2000、Solaris、HP-UX上で動作します。WebObjects 5 for Javaは今年後半に出荷される予定です。
日本での価格と出荷時期
日本では、全国の販売代理店とアップルのオンラインストア、The Apple Store(https://102.p.syniva.es/japanstore)を通じ、6月上旬より72,800円(メーカ希望小売価格)で販売する予定です。
本資料は、米国で発表された報道資料の抄訳です。原文は以下でお読みいただけます。