アップル(本社:カリフォルニア州クパティーノ)は、2000年1月19日、2000年1月1日を末日とする2000年度第1四半期の業績を発表しました。2000年第1四半期の利益は1億8,300万ドル、希薄化後の1株式当たり利益は1.03ドルを計上しました。前年同期の業績は、利益1億 5,200万ドル、希薄化後の1株式当たり利益は0.95ドルでした。売上は前年同期に比べ37%増の23億4,000万ドルで、売上総利益率は前年同期の28.2%から25.9%に減少しました。米国外での売上比率は、51%でした。
第1四半期の業績には合計500万ドルの特別損益が含まれており、その内訳はARM Holding plcのおよそ500万株の税引後売却益1億100万ドルの特別利益、リストラクチャリング費用600万ドル、および臨時役員ボーナス費用9,000万ドルの特別費用が含まれています。これらの特別損益項目を除く第1四半期の利益は前年同期に比べ45%増の1億7,800万ドル、希薄化後1株あたりの利益は1.00ドルとなり、前年同期に比べ28%増となります。
第1四半期の出荷台数は1,377,000台となり、その中には700,000台以上のiMac、235,000台以上のiBookを含みます。前年同期比の出荷台数における成長率は業界平均をはるかに上回る46%を達成しました。調査会社IDCの推定によると10-12月期における全世界の業界成長率は前年同期比17%となっています。
「我々はアップルが、売上、利益、出荷台数といったすべての面で力強い成長を遂げていること、特に第1四半期の出荷台数における成長率が業界平均の2.5 倍に達し、これはすなわち、シェアの拡大に繋がっていることを大変喜ばしく思います」とアップルのCEO(最高経営責任者)スティーブ・ジョブズは語っています。「また、業界で最も進んだサプライチェーンマネジメントによって、期末在庫は1日未満でした。」
「極めて効率的な事業運営と健全な収益により、営業活動からのキャッシュフローは3億7,300万ドルとなりました」とアップルコンピュータ社の CFO(最高財務責任者)フレッド・アンダーソンは述べています。「アップルは第1四半期末に36億ドル以上の現金および短期投資を保有しています。そして、ARM社、アカマイ社に対する投資も含めると、総額50億ドルとなります。」
*特別損益項目を除いた利益
本資料は、米国で発表された報道資料の抄訳です。原文は以下でお読みいただけます。